「AIエージェント、導入する価値あるの?」
経営者として当然の問いだ。 コストがいくらで、 どれだけの効果があるのか。
感覚ではなく、数字で判断する。 そのための計算方法をまとめた。
年商10億の会社なら、 経営者の時間単価は最低でも時給15,000円。 月5万円のAIが1日2時間を削減するなら、 ROIは月次で6倍以上になる。
AIエージェントのROIは、 3つの要素で計算できる。
①直接コスト(月額利用料、トークン代) ②時間削減効果(時間×時給換算) ③間接効果(判断品質の向上、機会損失の削減)
①と②は定量化しやすい。 ③は定量化しにくいが、実は最も大きい。
- コスト構造:月額5,000円〜50,000円の内訳
- 時間削減の計算:業務時間×時給換算(経営者の時給は15,000〜50,000円で計算)
- 典型的なROI:3ヶ月で投資回収が標準
- 見落としがちな効果:判断品質の向上
- 見落としがちなコスト:学習期間の人件費
- 計算の基準:年商÷年間労働時間で経営者の時給を算出する
メール自動化のROI計算(年商10億・経営者)
月額15,000円のAIエージェントで、メール処理2時間/日を削減。年商10億の経営者の時給を15,000円で換算すると、削減効果は月30万円(2時間×20日×15,000円)。ROIは月次で20倍。初月から投資回収できる計算になる。社員の時給で換算する場合も、月額コストの10倍以上の効果は出やすい。
導入期間を含めた計算
最初の2週間は設定と調整に時間がかかる。この期間の担当者の人件費(約15万円)を初期投資に含めても、3ヶ月で完全に回収できる。4ヶ月目以降は純利益。中小企業でも「3ヶ月で黒字転換」が標準的なパターンになっている。
ROI計算の実践
- 自動化候補の業務にかかっている時間を正確に計測する
- 時給換算する(経営者は年収÷2000時間、社員は年収÷実労働時間で計算)
- AIエージェントの月額コストを見積もる(初期は月額2万円以内で始めるのが定石)
- 削減時間×時給÷月額コストでROIを算出する
ROIの数字は重要だ。 でも、最大の効果は数字に現れない。
経営者が「本来の仕事」に集中できる状態。 それは、企業価値そのものを変える。
内的企業価値の向上は、 ROI計算には載らないが、 最も大きなリターンになる。