AI時代の在り方2026-02-157分で読める

バイブコーディングの指示術──AIに「伝わる」言葉の使い方10選

バイブコーディングの成否は、 「どう伝えるか」で9割決まる。

同じAIを使っても、 指示の出し方で結果が全く違う。

「いい感じのアプリ作って」→ 微妙なものができる 「顧客管理アプリ。一覧、検索、メモ機能付き」→ 使えるものができる

この差は、技術力ではない。 言語化力だ。

AIへの指示は「命令」ではなく「対話」。

一度で完璧な指示を出す必要はない。 「まずこれ作って」→「ここ変えて」→「いい感じ」 このサイクルを回すのがバイブコーディング。

ただし、最初の指示の精度が高いほど、 サイクルの回数は減る。

効率的な指示の出し方には、パターンがある。 10のパターンを知れば、誰でも「伝わる指示」が出せる。

  • ①「誰が使うか」を最初に伝える
  • ②機能は3つ以内に絞る
  • ③「○○みたいな」で参考イメージを伝える
  • ④色・フォント・雰囲気は形容詞で
  • ⑤NGワード:「いい感じに」「適当に」「全部任せる」
  • ⑥エラーが出たらそのまま貼る
  • ⑦「この部分だけ変えて」と範囲を限定する
  • ⑧「なぜそうしたか説明して」で学ぶ
  • ⑨うまくいったプロンプトは保存する
  • ⑩完成イメージを箇条書きで渡す

悪い指示と良い指示の比較──実際の違いを見る

悪い例:「かっこいいダッシュボード作って」。これでAIが作るのは、AIが「かっこいい」と判断した見た目重視の画面で、経営者が本当に必要な数字が埋もれていることが多い。良い例:「社長が毎朝確認するダッシュボード。左上に今月の売上(目標比)、右上に在庫数(警告ライン付き)、下段に直近5件の商談ステータスを並べる。色は白ベース、グラフは青系。スマホでも読める大きさで」。同じClaude Codeに同じ時間で入力しても、後者の指示は一発で使えるものができる。違いは文章量ではなく「誰が・何を・どう見るか」が含まれているかどうかだけだ。経営者が持つ「場のイメージ」をそのまま言葉にするだけでいい。

対話で磨き上げる実例──5回のやりとりの価値

愛知県の製造業(年商15億円)の社長が、原価管理ダッシュボードをバイブコーディングで作った記録がある。最初の指示で出来上がったものは70点。そこから「材料費のグラフをもう少し大きく」「フォントを少し小さく」「この列に前月比を追加して」「数字の単位を千円にして」「この行の色を赤系に変えて」という5回の対話で95点に仕上がった。この5回の対話にかかった時間は合計20分。外注なら追加修正見積もり15万円と言われた内容が、トークン代数十円で完成した。バイブコーディングは「一発で完璧を作る」のではなく「対話で育てる」もの。そのサイクルこそが、外注にはない経営者にとっての強みになる。

指示力を高める3つの練習

  1. 作りたいものを「誰が・何を・なぜ」で1文にする練習をする。例:「営業担当者が・顧客の最終連絡日を・商談機会を逃さないために確認する」
  2. 機能を3つに絞る練習をする。4つ目以降は「次のバージョンで追加」と決める。絞ることが完成への近道
  3. 色・雰囲気は具体的な形容詞で伝える。「シンプル」「落ち着いた紺と白」「プロフェッショナルだがとっつきやすい」など、自分の言葉で表現する

バイブコーディングの上達は、 実は「言語化力」の上達。

自分の頭の中にあるイメージを、 言葉にする力。

これは経営のあらゆる場面で活きる。 ビジョンを伝える力、 指示を出す力、 交渉する力。

AIとの対話は、 経営者としての言語化力を鍛える 最高のトレーニングになる。

「うちの会社では何から始めればいいか」──一緒に答えを出します。

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